彼⼥はなぜ、猿を逃したか︖

彼⼥はなぜ、猿を逃したか︖

2022/日本/98分

  • 配給協力
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イントロダクションINTRODUCTION

孤高の映像ユニット「群青いろ」の最新作。『東京リベンジャーズ』シリーズなどの人気作を手がける脚本家・髙橋泉と、『凶悪』(13)などの俳優や『さよなら さようなら』(03)ほかの監督としても活動する廣末哲万によって2001年に結成され、自主制作・上映にこだわって作品を発表してきた群青いろ。彼らの現在地である本作は「高校生が動物園の檻を壊し、猿を逃して逮捕された」という実際のニュースをモチーフに、髙橋が執筆した脚本を自ら監督。東京フィルメックス2022のメイド・イン・ジャパン部門にてジャパンプレミア、第15回下北沢映画祭の「群青いろ」新作特集でもお披露目され、このたび期間限定上映が決定した。
 取材対象の女子高生にのめり込んでいくルポライターを演じたのは、群青いろ作品のレギュラーメンバーである新恵みどり。真剣なのかふざけているのか、その境目が曖昧なテンションを終始保ち、滑稽でありながら危うい存在感を放つ。映像制作を生業とするその夫に扮したのは、群青いろの片割れにしてインナープレイヤーを担う廣末哲万。髙橋の描く世界を芝居によって具現化する立役者であり、不穏な雰囲気を漂わせながら不意に爆発させる感情表現で場を圧倒する。また、事件と物語の鍵を握る高校生役には、これが映画初出演となった藤嶋花音と、ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(NTV)にも出演した萩原護が抜擢。実年齢に近い役柄を瑞々しく生きた。その外壁を、群青いろの作品世界をよく知る高根沢光や結らが支えている。 

ストーリーSTORY

ルポライターの優子(新恵みどり)は、動物園の猿を逃して逮捕された17歳の女子高生・未唯(藤嶋花音)の取材に取り組んでいる。事件は世間の注目をいたずらに集めていたが、未唯から動機を聞き出そうとしても、優子が望む「鬱屈とした社会と戦う少女」のストーリーが出てくる気配はない。誹謗中傷に晒された彼女を救いたいと取材にのめり込むルポライターは、いつしか自身の精神のバランスを崩していくが……。

彼⼥はなぜ、猿を逃したか︖
彼⼥はなぜ、猿を逃したか︖
彼⼥はなぜ、猿を逃したか︖

キャストCAST

新恵みどり 廣末哲万 藤嶋花⾳ 萩原護 ⾼根沢光 結

スタッフSTAFF

監督・脚本:髙橋泉 ⾳楽:⼩⼭絵⾥奈 撮影:恵⽔琉⽣ 録⾳:川井武 編集:群⻘いろ ⾐裳:⽯原徳⼦ ⾳響効果:⼤塚智⼦ 佐藤恵太 ダビング:前⽥⼀穂 ダビング監修:浦⽥和治 制作管理:齋藤寛朗 制作協⼒:カズモ 制作:エミールハート  配給:カズモ  宣伝:MAP+⼭⼝慎平 配給協力:ミカタエンタテインメント

上映情報THEATER

都道府県 劇場名 電話番号 公開日
東京都 ポレポレ東中野 上映終了
神奈川県 横浜シネマ・ジャック&ベティ 上映終了
栃木県 シネマテークたかさき 上映終了
愛知県 シネマスコーレ 上映終了
長野県 上田映劇 上映終了
大阪府 シネヌーヴォ 上映終了
京都府 アップリンク京都 上映終了
兵庫県 神戸映画資料館 上映終了
広島県 横川シネマ 上映終了
配給作品一覧