イントロダクションINTRODUCTION
台湾国宝級絵師。
映画館の手書きの大型看板から、ファッションブランド「グッチ」の巨大アートウォール、英国のロックバンド「コールドプレイ」の宣伝壁画まで、
台湾で映画館の前に飾る絵看板を50年以上描き続け、本年の台北映画祭(台北電影節 / TaipeiFilm Festival)で貢献賞を受賞した、顔振発(イェン・ヂェンファ)のドキュメンタリー。インタビュアーとして本映画をナビゲートするのはイラストレイターで、今関監督とは8mm映画時代からの盟友でもある三留まゆみ。そして通訳として、台湾の俳優・柏豪も参加している
ストーリーSTORY
現在の台南市下営区に生まれ、幼い頃から絵を描くのが好きだった顔振発(イェン・ジェンファ)。絵に対する才能を感じた家族は、看板職人の陳峰永の弟子に送り出した。1970年代は台湾映画界が盛り上がり、顔は1ヶ月に100から200枚もの手描き映画看板を描き、台南の映画館「全美戯院」の看板を制作から設置まで一手に引き受けた。だが生涯にわたる制作は、視力に大きな負担をかけ、医師が何年も前に、彼の網膜がひどく傷ついていることに気付き、右目はほぼ見えない状態に。それでも、顔振発は今も描き続けている。
スタッフSTAFF
企画・制作・監督:今関あきよし
撮影:三本木久城 録音・音楽:種子田博邦 制作:太田則子 / 杉山亮一 編集:鈴木理 編集助手:三宅優里奈
台湾地図挿絵・題字:ヤマサキタツヤ
協力:全美戯院 / 日本台灣新聞社 / 台湾師範大学 / Chingwen Hsueh / 国立音楽大学/ 山本周史
配給:MAP|配給協力:ミカタ・エンタテインメント 製作:映画「顔さんの仕事」製作委員会
2024/日本/カラー/64分/16:9 ©︎映画「顔さんの仕事」製作委員会