『助産師たちの夜が明ける』

『助産師たちの夜が明ける』

 2023年/フランス/100分

  • 配給協力
公式サイト

イントロダクションINTRODUCTION

第73回ベルリン国際映画祭 審査員特別賞 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2023観客賞他

新たな命が生まれるこの場所で、「人生」が交差する
5年間の研修を終えたルイーズとソフィアは、念願の助産師として働き始める。しかし、その期待に反するように緊張感が大きくのしかかる。貧困、移民、死産…様々な事情を抱えて産科病棟を訪れる人々。オーバーワークとストレスに押しつぶされそうになりながらも、新しい命に出会う日々の喜びが助産師たちの結束を強めていくのだった。
本作は、若い助産師たちが出産に立ち合い、突きつけられる現実に驚きながらも成長してゆく様を、ドキュメンタリーのようなリアルなタッチで描いた感動作だ。実際の出産シーンを織り交ぜながら、観客がその場に立ち会っているかのような臨場感で描き出す。監督は『愛について、ある土曜日の面会室』(2009年)がヴェネチア国際映画祭正式出品を始め、ルイ・デリュック賞等受賞のレア・フェネール。自身の体験を基に、フランスのみならず、どこの国でも誰もが直面する普遍的なストーリーに、熱い共感の声が寄せられた。

若手実力派俳優たちの見事な演技によって描く、出産の現場の多様な物語
物語にリアリティーを与えるべく、出演する多くの俳優たちは、映画への出演経験の少ないフランス国立演劇アカデミーの学生たちを抜擢したほか、『危険な関係』のNetflix版にも出演したエロイーズ・ジャンジョー(ルイーズ役)を筆頭に、ベテラン助産師役のベネを演じたミリアム・アケディウら、フランスの若手実力派たちが見事な演技で作品にリアリティを加える。ミリアム・アケディウは『その手に触れるまで』(ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督/2019年)でマルグリット賞助演女優賞受賞(ベルギー)、『チタン/TITANE』(ジュリア・デュクルノー監督/2021年)で助演を務める等の実力派である

ストーリーSTORY

助産師たちとの共同作業で創り上げた‟過酷な現場“
ドキュメンタリーとフィクションを巧みに織り交ぜたその驚くべき手法
制作前に40人ほどの助産師に実際に会い、うち10人ほどが編集作業に至るまで終始親密に助言をくれたと語るフェネール監督。リサーチに数か月をかけ、数週間を助産師と職場での日常を共に過ごすなど緻密で丁寧な下調べが本作を支える。脚本執筆にあたっては俳優と助産師が共に参加するワークショップを行い、俳優たちが助産師の話を基に即興でシーンを作っていくという手法をとった。これを基に『みんなのヴァカンス』(ギョーム・ブラック監督/2020年)、『よりよき人生』(セドリック・カーン監督/2011年)や初長編監督作『愛について、ある土曜日の面会室』(2009年)等でも脚本を手掛けたカトリーヌ・パイエとフェネール監督が脚本を共同執筆した。撮影には6つの病院が使われ、助産師たちが俳優に技術的指導や医療手順の説明、脇役まで務めるなど全面的な協力が得られた。出産シーンの映像は、実際にこれから出産する産婦と家族の許可を得て、「絶対に出産を妨げない」と助産師にも了解を得た上で撮影された。実際に俳優たちが出産や、赤ん坊の蘇生現場という難しい場面に立ち会うこともあったそうである。

『助産師たちの夜が明ける』
『助産師たちの夜が明ける』
『助産師たちの夜が明ける』

キャストCAST

エロイーズ・ジャンジョー(Héloïse Janjaud)/ミリエム・アケディウ(Myriem Akheddiou)

スタッフSTAFF

監督:レア・フェネール(Léa Fehner)
原題:Sages-femmes 英題:MIDWIVES 字幕:松岡葉子 2023年/フランス/100分/カラー/映画祭上映時邦題『助産師たち』 宣伝デザイン:日用 パブリシティ:スリーピン 原田徹

予告篇TRAILER

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