『夢幻紳士 人形地獄』
2018年/日本/90分/Color and B&W/stereo/16:9
公式サイト
イントロダクションINTRODUCTION
本作は、高橋葉介の同名漫画「夢幻紳士」を原作とし、2006 年ヒューマントラスト・シネマ・ハートフルコンテンツ最優秀監督賞受賞、林海象が企画・プロデュースした探偵事務所 5(セカンドシーズン)でも監督として参加している海上ミサコ(うなかみみさこ)が監督をつとめる。海上監督が13才の時に読んだ原作の衝撃を基に、企画を温め続けて映画化した。
2018年の日本芸術センター第 10 回映像グランプリの優秀映画賞を皮切りに、2019年に愛媛国際映画祭プレイベントで審査員特別賞受賞の他、ロンドン国際フィルムメーカー・フェスティバルのコンペティション部門など国内外の映画祭に参加し高評価を得ており、昨年の福岡インディペンデント映画祭 2020でも優秀作品賞を受賞している。1980年代に雑誌「マンガ少年」で連載を開始した「夢幻紳士」は、昭和初期の帝都東京を舞台に、探偵・夢幻魔実也氏が事件を解決する1 話完結の怪奇ミステリ。雑誌の休刊や廃刊等の諸事情で休載や再開を重ね、シリーズの設定もその都度変更されながら、今日まで『ハヤカワミステリマガジン』等で掲載が続いている。独特のひねりのきいたストーリーと、レトロで幻惑的な世界、闇を描き出す力は、多くのファンを唸らせ、今もなお魅了し続けている。
ストーリーSTORY
昭和初期の日本。探偵・夢幻魔実也(皆木正純)は、他人の心を視たり、他人に自由に夢を見せる事ができる。ある夏の終わり、魔実也は道端で聞いた不思議な声に誘われ、木箱から発見された少女・三島那由子(横尾かな)に会いに行く。山奥の診療所で那由子に会うと、彼女は反応がなく、まるで人形の様だった。那由子の母ミツ(井上貴子)によると、奉公に出たまま数か月間行方不明だったという。魔実也は彼女の心の中を視ると、那由子は、奉公先の女主人・雛子(岡優美子)によって、自らを人形と思い込む暗示をかけられていた。那由子を助ける決意を固めた魔実也は、雛子一味を追い詰め、自ら嫌悪する暗示で雛子を人形にするが・・・。
キャストCAST
皆木正純、横尾かな、岡優美子、龍坐、紀那きりこ、杉山文雄、SARU、井上貴子、義 いち、山口美砂、森川陽月、山田歩 他
スタッフSTAFF
原作:高橋葉介「夢幻紳士 人形地獄」より 早川書房刊 編集・監督:海上ミサコ 脚本:木家下一裕 、菅沼隆、佐東歩美、海上ミサコ 音楽:スズキケンタロー 撮影・照明:清井俊樹 録音・MA:田中秀樹 VFX・グレーディング:東海林毅 美術:郡司英雄 衣裳:立山功 ヘアメイク:松澤真弓(TTA)、たなかあきら(TTA) ヘアメイク応援:鎌田英子 総合応援:山岡加奈 監督補:菅沼隆 模型製作:電気蜥蜴 人形協力:アートマスターズスクール 他 プロデューサー:UNAPON 企画:佐東歩美 製作:ビーチウォーカーズコレクション