ストーリーSTORY
バングラデシュの首都ダッカ。23 歳のシムは衣料品工場で働いている。13,14 歳の時、親に結婚を強制され、逃れるため地元のラージプールを逃げ出してきたのだ。ある日、工場に行こうとするシムに労働者権利団体のナシマ・アパに誘われ労働者集会を参加することになる。そこで刺激を受けたシムは自分たちの労働環境を改善するために立ち上がることに・・・。
2019/フランス=バングラデシュ=デンマーク=ポルトガル/カラー/95 分
毎日、身に纏う T シャツやトレーナーなどのファストファッション。それらを安価で入手できるのは、消費者としては歓迎すべきことであり、背景に劣悪な労働環境で生産に従事する人々がいることに、思いを馳せることはない。その事実が広く知られるようになったのは 2013/4/24のラナ・プラザのビル崩落事故以後であろう。この事故により、バングラデシュが<世界の縫製工場>の役割を担い、世界的に知られたファストファッションの多くが、彼の地の低い低賃金と厳しい労働環境下で製造されている事実を、人々が知ることとなった。
『メイド・イン・バングラデシュ』は、そのような縫製工場で働くひとりの女性労働者が、劣悪な労働環境を改善すべく、仲間の抵抗や夫の反対などにあいながらも、彼らを説得し、一方で労働法を学習。遂に仲間と共に立ち上がる実話に基づいたヒューマンストーリーである。
本作が監督作三作目となる 1981 年生まれのルバイヤット・ホセインは、本作製作時、まだ 30 歳代だったバングラデシュが誇る気鋭の女性監督。10 歳代半ばから、バングラデシュの労働運動に関わってきたダリヤ・アクタードの体験をもとに、3 年以上の調査を経て脚本を執筆し、本作を完成させた。撮影は『アンジェリカの微笑み』(2010 年/西・仏・ポルトガル・ブラジル/日本公開:2015 年)などのマノエル・ド・オリヴェイラ監督作を手掛けるサビーヌ・ランスラン。本作は完成後の 2019 年、2020 年の世界各国の映画祭で上映され、ホセイン監督が、イタリアのトリノ映画祭 interfedi 賞(2019 年)を受賞し、トロント国際映画祭(2019 年)では最優秀作品賞候補になるなどの快挙を遂げている。
バングラデシュの首都ダッカ。23 歳のシムは衣料品工場で働いている。13,14 歳の時、親に結婚を強制され、逃れるため地元のラージプールを逃げ出してきたのだ。ある日、工場に行こうとするシムに労働者権利団体のナシマ・アパに誘われ労働者集会を参加することになる。そこで刺激を受けたシムは自分たちの労働環境を改善するために立ち上がることに・・・。
リキタ・ナンディニ・シム/ノベラ・ラフマン/パルビン・パル/ディパニタ・マーティン
監督:ルバイヤット・ホセイン 撮影:サビーヌ・ランスラン(『アンジェリカの微笑み』)
都道府県 | 劇場名 | 電話番号 | 公開日 |
---|---|---|---|
東京都 | 岩波ホール | 4/16(土)~ | |
北海道 | シアターキノ | 6/18(土)- | |
青森県 | シネマディクト | 5/21(土)- | |
栃木県 | 宇都宮ヒカリ座 | 8/12(金)- | |
群馬県 | 前橋シネマハウス | 6/18(土)- | |
静岡県 | シネマイーラ | 6/24(金)- | |
静岡県 | 静岡シネ・ギャラリー | 5/13(金)- | |
愛知県 | 名演小劇場 | 4/22(金)- | |
長野県 | 塩尻東座 | 5/14(土)- | |
長野県 | 長野ロキシー | 5/13(金)- | |
新潟県 | シネウインド | 近日公開 | |
新潟県 | 高田世界館 | 6/18(土)- | |
富山県 | ほとり座 | 近日公開 | |
大阪府 | シネリーブル梅田 | 5/6(金)- | |
京都府 | 京都シネマ | 5/6(金)- | |
兵庫県 | 元町映画館 | 6/11(土)- | |
広島県 | サロンシネマ | 近日公開 | |
福岡県 | キノシネマ天神 | 上映終了 | |
大分県 | シネマ5 | 5/14(土)- | |
佐賀県 | シアターエンヤ | 6/3(金)- | |
熊本県 | denkikan | 5/21(土)- | |
宮崎県 | 宮崎キネマ館 | 6/3(金)- | |
鹿児島県 | ガーデンズシネマ | 5/22(日)-27(金) | |
沖縄県 | 桜坂劇場 | 6/4(土)- |