屋根の上のバイオリン弾き物語
2022年/アメリカ/88分
公式サイト
イントロダクションINTRODUCTION
華やかなハリウッドとブロードウェイの光と影―――
そこにはユダヤ人たちの苦難の歴史があった
ヒットミュージカルとして世界的に広く知られている『屋根の上のバイオリン弾き』。日本でも森繁久彌や市村正親主演による公演が、長年に渡り多くのファンを引き付け、2021年に公演開始から50周年を迎えている。物語の背景にはロシア革命前夜、ウクライナのユダヤ人一家の日常と苦難の歴史が垣間見える。本作はその成立過程を丹念に追い、日本ではほぼ知られていない意外な事実が明らかになる…。 『屋根の上のバイオリン弾き』映画版の監督、ノーマン・ジュイソン自身がユーモアを交えて裏話を語り、主人公テヴィエ役のトポルも登場。監督は『ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー』(2017年公開)のダニエル・レイム。「ホロコーストを生き延びた祖父母に勧められ子どもの時に見たミュージカルが、失われた故郷への扉を開いてくれた」と語る。幾世代にも渡って語り継がれる名作の知られざるバックストーリー
ストーリーSTORY
『屋根の上のバイオリン弾き』について
ミュージカル『屋根の上のバイオリン弾き』の米国での初演は、ニューヨークのインペリアルシアターで 1964 年 9 月 22 日。以後、1972 年 7 月 2 日迄続演と、多くの観客を惹きつけ、3242 回のロングラン公演となった。日本での初演は帝国劇場で 1967 年 9 月 6日。森繁久彌が主人公<牛乳屋テヴィエ>を 1986 年まで演じたことは広く知られ、森繁の後は上条恒彦、西村敏行、市村正親に引き継がれている。
ハリウッドでの映画化は本作にも登場するノーマン・ジュイソン監督、トポル主演により 1971 年に実現。アカデミー賞撮影賞・音楽賞・音響賞の 3 部門を受賞し、ゴールデングローブ賞では作品賞と主演男優賞受賞と、高く評価されている。そして 2021 年秋、製作 50 周年を迎えて「ニューヨーカー」誌のポーリン・ケイル記者により、“最も力強いミュージカル映画”と高く評価された
キャストCAST
ノーマン・ジュイソン/ロバート・ボイル/ジョン・ウィリアムズ/トポル 他
スタッフSTAFF
製作/監督/編集:ダニエル・レイム 脚本:ダニエル・レイム/マイケル・スラゴウ 製作:サーシャ・バーマン
製作総指揮:マシュー・H・バーンスタイン 共同製作/ナレーション台本/リサーチ:マイケル・スラゴウ
撮影:シニサ・クキッチ 音楽:デヴィッド・レヴォルト ナレーション:ジェフ・ゴールドブラム
オリジナル・インタビュー:ダニエル・レイム