『短編集 さりゆくもの』

『短編集 さりゆくもの』

2020/日本/89分

  • 配給協力
公式サイト

イントロダクションINTRODUCTION

映画監督としても活動する女優・ほたるの呼びかけで集まった多彩な顔ぶれの監督たちによるオムニバス映画。
ほたるが自身の出演作である「色道四十八手 たからぶね」の撮影中に急逝した渡辺譲監督の出征した兄のエピソードにインスパイアされ、同作の残りの35ミリフィルムで撮りあげた「いつか忘れさられる」、「恋とボルバキア」の小野さやか監督が2011年に撮影したドキュメンタリー「八十八ヶ所巡礼」、「よみがえりの島」の山内大輔監督が醜い痣のある女を主人公に描いたホラー「ノブ江の痣」、8ミリ映画を撮り続ける映像作家・小口容子監督の「泥酔して死ぬる」、「名前のない女たち うそつき女」のサトウトシキ監督が2019年に急逝した櫻井拓也主演で描いた「もっとも小さい光」の5本

ストーリーSTORY

『いつか忘れさられる』 
郊外の一軒家。表札には渡辺家5人の名前。 リビングには一家の母と父、高校生の娘、そして祖母。 そこに一人足りないのは、この家の長男。 その日、駅のホームで母親が受け取ったのは、白い布で覆われた四角い木箱。 箱の中には・・・。

『八十八ヶ所巡礼』
2011年夏。東日本大震災の後、東京から避難し、愛媛の実家に帰った小野は、小さい頃から見てきた故郷の風景でもある四国八十八ヶ所巡礼を撮影した。
その時出会ったのは、北海道からやってきた山田芳美さん(65歳)。
山田さんは、亡くなった奥さんや自身の人生を反芻しながら歩き遍路をしていた。

「ノブ江の痣」
顔の半分に生まれつき醜い痣があるノブ江(ほたる)は、そのせいで内向的な性格となり不遇な人生を送っていた。夫の三沢(森羅万象)は日常的に彼女に暴力を振るい、耐えかねたノブ江はある日衝動的に家出する。行き場なく街を彷徨っていた彼女を救ったのは、片足に障害を持つ寡黙な青年、ミキオ(可児正光)だった。

『泥酔して死ぬる』
“自主映画界のワインスタイン”を自称する小川は、ある日脳出血で倒れ、2ヶ月間の入院を余儀なくされる。退院後も、セクハラ相手に「若い女と結婚する」と言われるわ、無言電話がかかってくるわで絶好調とは言い難い。ふと気になり7年前に急死した7歳年下の友人の病名を調べたら“脳出血”とあった。

『もっとも小さい光』
母子家庭で育った光太郎(30)は、彼女の杏子(30)と同棲はしているものの結婚は考えておらず、警備員の仕事で日銭を稼ぐ毎日を送っている。 そんな光太郎のもとへ母・沙希(53)が突然やってきた。光太郎は昔から沙希が苦手だ。



『短編集 さりゆくもの』
『短編集 さりゆくもの』
『短編集 さりゆくもの』

キャストCAST

『いつか忘れさられる』
ほたる・銀座吟八・祷キララ・山下洋子・サトウリュースケ・戸奈あゆみ・石原果林・沢田夏子

『八十八ヶ所巡礼』
山田芳美

「ノブ江の痣」
ほたる、可児 正光、森羅 万象、杉浦 檸檬、小林 麻祐子

『泥酔して死ぬる』
小口容子・佐藤健人・伊牟田耕児・鈴木隆弘・加藤麻矢・佐々木健

『もっとも小さい光』
櫻井拓也、ほたる、影山祐子、古川一博、並木愛枝

スタッフSTAFF

『いつか忘れさられる』
監督・脚本:ほたる 撮影:芦澤明子 照明:御木茂則 助監督:北川帯寛 撮影助手:浜田憲司 照明助手:松堂法明 メイク:細谷知代 スチール:友長 勇介 メイキング:榎本敏郎 編集:フィルムクラフト

『八十八ヶ所巡礼』
監督・撮影・編集 小野さやか EED・MIX 織山臨太郎

「ノブ江の痣」
脚本・監督・編集:山内大輔 撮影監督:藍河兼一 録音:小関裕次郎 特殊メイク&造形:土肥良成 ラインプロデューサー&助監督:江尻大 撮影助手:赤羽一真 音楽:project T &K 効果:AKASAKA音効
 
『泥酔して死ぬる』
監督 小口容子 撮影 宮川 真一  録音  中川 究矢 、戸屋 幸子 、早見 紗耶香  アニメーション制作 三ツ星レストランの残飯

『もっとも小さい光』
プロデューサー ほたる 監督 サトウトシキ 脚本 竹浪春花 音楽 入江陽 撮影監督 小川真司 助監督 大城義弘 録音 山城研二 整音 西山秀明 制作 高野悟志


上映情報THEATER

都道府県 劇場名 電話番号 公開日
東京都 K’s Cinema 上映終了
神奈川県 横浜シネマジャック&ベティ 上映終了
愛知県 名古屋シネマテーク 上映終了
大阪府 シネヌーヴォ 上映終了
京都府 出町座 上映終了
兵庫県 神戸映画資料館 上映終了
岡山県 岡山メルパ 上映終了
広島県 横川シネマ 上映終了
愛媛県 シネマルナティック 上映終了
配給作品一覧